早漏以外にもある射精障害の種類
早漏は、医学的に射精障害と定義されることがあるようですが、
射精障害って何?っていう人のために詳しく解説したいと思います。
射精障害というのは、一般的に以下のように分類されるそうです。
1、 早漏 当サイトのメインテーマでもあるソウロウ。性交の際に膣に陰茎を挿入してからすぐに射精してしまう状態のことをいいます。海外では日本より多くの研究がされていて、コンプレックスに悩む男性は非常に多いです。 |
2、 遅漏 病院やクリニックの男性不妊外来では、射精障害患者さんの半分以上は遅漏で困って来院されるそうです。最も多いパターンは「オナニーなら問題なく射精できるのに、セックスでは射精できない」という膣内射精障害の状態です。当サイトでも過去に記事にしたことがあるように、オナニー方法が間違っているということも原因になりますし、心因性もあります。アダルト動画でないと射精できない(性的興奮する対象が特殊)、パートナーの女性に「セックスが下手」とはっきり言われて以来射精できなくなったなど、背景は様々です。 |
3、 射精不能 例えば脊髄損傷などの事故を負ってしまい、神経の障害などで射精ができない状態などがあげられます。とくに神経的には問題が無く、原因不明ですが一度も射精ができない、という方もいらっしゃいます。治療にはいろいろな方法が用いられる場合がありますが、場合によっては手術で精巣を切開して精子を採取するTESEという方法が用いられることがあるようです。 |
4、逆行性射精 本来なら「びゅっ」と尿道から精液が出てくるはずなのに、尿道を逆流しておしっこをためる膀胱の中に精液が出てしまう状態のことです。この症状は糖尿病患者さんに多いらしいのですが、アモキサピンという薬がかなり効果的だそうです。 |
早漏以外にも、このように射精に関する障害はいくつかあるようですね。
早漏と遅漏はまったく別物?!
射精ができなくなる要因は、人それぞれ違ってきます。
日々、射精障害に悩む男性は、射精障害とひとくくりにはせず、「早漏は脳の病気、遅漏は生活習慣病」と全く違う病気ととらえたほうがいいかも知れません。
例えば、早漏の原因のひとつには、脳中の物質であるのセロトニンが関係していると考えられています。セロトニンの取り込みを阻害するSSRIという抗うつ薬が治療に効果的です。最近の研究では、トラマドールという痛み止めも効果があるといわれています。
一方、遅漏は、早漏とは全く違う病態です。
決して、早いの反対は遅いではない、ということです。
遅漏の場合、思春期からのマスターベーションの方法や、アダルトDVDや動画の見過ぎで性器興奮する対象が特殊になってしまっていたり、夫婦関係の問題であったり、現在までの生活習慣が大きく関係していると考えられます。生活習慣病の治療をどうするか皆さんご存知でしょうか?それは、「生活習慣を見直す」ことから始まります。
まずは、正しいマスターベーションをお勧めします。
間違った方法で最も多く見られるのは、ペニスの皮の部分でのみ刺激を感じる「皮オナニー」と、床に陰茎を強くこすりつける「床オナニー」です。
間違ったオナニーは射精障害の原因!
これも過去に記事で書いたことなのですが、
「間違ったオナニーをしている人は、今すぐにやめてください!」
特に、ペニスの皮の部分で刺激を感じる「皮オナニー」は早漏の原因に、
床に陰茎をこすりつけるオナニーは遅漏の原因になるのでやめましょう。
皮オナニーでは、亀頭はほとんど刺激の影響を受けません。
そんな状態でセックスをしたらどうなるでしょうか?
亀頭が今まで感じたことがない強い刺激を受ける事により、考えられないくらい早いタイミングで射精してしまいます。
こうして身体に刻み込まれた習慣は、その習慣が長ければ長いほど、改善するのに時間がかかってしまいます。自分から進んで悩みを抱え込む必要はありませんから、間違ったやり方は今すぐにやめて、ぜひ正しいオナニー方法を覚えるようにしましょう。