つい最近の早漏治療に関するニュースです。
■ 早漏の治療で、膣内で射精するまでの時間が改善することが判明
この研究結果は、英シェフィールド大学のK・クーパー氏らの研究グループが、ヘルス・テクノロジー・アセスメント誌において2015年3月19日に報告していますのでご紹介します。
本人が望む前に射精してしまうソウロウの問題、最近の研究結果とは?
ここでは早漏の定義は、わずかな性的刺激や挿入後すぐに、本人が望む前に射精してしまうこと、として研究に望んでいるようです。
その前提で、研究グループは、過去のデータを用いて、射精に関する治療の臨床効果を調べたそうです。
まず、早漏のある成人を対象とした「無作為化臨床試験」を抽出しました。
無作為化比較試験は、治療をした人としない人などの条件の異なるグループをランダムに分けて、グループの間の差を比べるもの。偏りのない結果が出るので信頼度が高いと考えられていますよね。
今回調べたメーンの結果は膣内で射精するまでの時間です。
可能な場合には、データ全体をまとめて分析したそうです。
そのほか調べた要素は、性的な満足度、射精のコントロールがどうだったか、
相手との関係の満足度、自尊心、生活の質、治療の許容、副作用とした。
最新の早漏治療、結果は?
その結果、いくつか治療を進めると、膣内で射精するまでの時間が明らかに改善することが分かったそうです。多くの介入では性的満足度とその他の転帰も改善していたというから驚きです。
しかし、最初の治療の効果が長い間続いているのか、薬を増やす必要があるのか、治療をやめたら効果はどれくらい早くなくなるのか、その後に治療をいつ止めて、いつ再開することができるのかを判断する必要があるという結果になった。
さらに治療の長期的な安全性や有効性について検討余地はあるが、治療の有効性はある程度認められそうだということです。今後、早漏の本格的な治療が世界的に開始されることも夢ではなさそうですね。