オランダ・ユトレヒト大学のマーシャル・ウォールディンガー博士の発表によれば、
セックスの際にあまりに早く絶頂に達してしまう男性は、ホルモンの一種であるセロトニンをコントロールする特定の遺伝子を持っていることが分かったそうです。
早漏男性に共通する遺伝子って一体何なのでしょうか?
早漏が遺伝子治療で治る可能性
この遺伝子調査は特定の200人の男性に対して行われました。
その結果、この遺伝子を持つ男性は持たない男性よりも二倍も早く射精していました。
射精時間は彼らのパートナーである女性がストップウォッチで測ったという事です。
そして、早漏の男性というのは、射精をコントロールする脳の神経部分でセロトニンの活動が活発ではないことが分かったそうです。
ウォールディンガー博士は、
早漏の男性はこのために神経の信号が通常通りに伝わらなかったと指摘します。
「これはある考えを否定します。
それは、これまで早漏の主な原因が、”心理的障害” だと言われていた事です。」
と博士は語っています。
確かに、早漏の原因としては、心因的要因も含まれるとされています。
しかし、博士によると、原因は遺伝子によるものだと言うのです。
ということは、今回の調査の結果、
今後、早漏は遺伝子治療を行うことで直るかも知れません。
もし、そんな治療法が誕生すればとても画期的ですよね。
ただ、一方ではこんな意見もあります。
早漏の男性は反射神経が良い?!
心理療法士のポーラ・ホール博士によると、
「たしかに早漏は精神的なものではありません、しかし、その要素となる場合もある。」
ということです。
博士によれば、早漏の男性は一般的に反射神経が良い傾向があるそうです。
「早漏の男性は、非常に早い反射神経を持っています、
例えば彼らはテニスやコンピューターゲームが得意。」
なんだそうです、これは驚きですよね!
本当に多くの早漏男性に当てはまっているのでしょうか?
ちなみに、博士はこのホルモンが起こす行動を長くするための薬を開発中とのこと。
残念ながら、今の所その薬はまだ市場に出てきていません。
現在、世の男性の3分の1は早漏で苦しんでいるという統計があります。
ぜひとも画期的な治療法が確立されることを願いたいですね!