最近、セックスの途中で「中折れ」してしまうことが増えました。
もしかしてED(勃起障害・勃起不全)の始まりでしょうか?
こうした悩みをよく相談されることがあります。
そこで、今回は勃起力が低下する「中折れ」についてアドバイスをしたいと思います。
ED治療を受ける人の9割以上が中折れの悩み
本人が中折れに強い欲求不満や不安を感じている様なら、
それはED(勃起障害・勃起不全)の可能性が高いです。
まず中折れとは、セックス(性交)の途中で勃起が続かなくなること。
男性更年期治療やED治療の第一人者である医新会の横山博美理事長は、
「こうした中折れなどは、男女の付き合いが長くなれば、たまにあることです。
挿入や射精にこだわりすぎず、2人の間でリラックスしてスキンシップを楽しむのも大人のセックスといえるでしょう。そういう行為は、2人の心理的な関係を深め、セックスレスの予防にもなります。」
と語っています。
しかし、本人が中折れに強い欲求不満や不安を感じている様なら、
立派なED(勃起障害・勃起不全)といえます。
EDというと、全く勃起しないことを想像しがちですが、
実際は「ED治療を受ける人の9割以上が中折れの悩み」なのです。
セックスで中折れしてしまう原因
セックスで中折れしてしまう原因はなんでしょうか?
調べてみると、動脈硬化や糖尿病などの疾患が見つかる事もありますが、
若い人ではほとんどが「心因的(メンタル)な原因」だといいます。
とかく、勃起力や早漏の問題は精神的な原因がそのほとんどだという説があります。
それほど、メンタルは勃起や早漏に影響を及ぼしやすいということです。
例えば、オナニーでは正常に勃起も射精もできるのに、初めての女性とのセックスの時に緊張のあまり中折れしてしまい射精に至らなかったりすると、すっかり自信を失い悪循環に陥ってしまうこともあるから要注意です。
泌尿器科やクリニックに相談してみる
また、中折れ状態を必要以上に恥じる事で、どんどんセックスから遠のき、完全なセックスレス夫婦になってしまうこともあります。
そんな時は、まだ若いのにと恥ずかしがったり、完全に勃起しないわけじゃないからと強がったりせずに、気軽に泌尿器科医に相談してみてください。
ED治療に積極的な泌尿器科医であれば、心理的なアドバイスを行うとともに、心因的なものであってもED治療薬を上手に使うことで中折れに対する不安を解消してくれます。
とにかく不安や心配事は考えすぎたり長い時間抱え込まないこと。
悪化させないためには、これがとても大事です。
また、パートナーに相談して理解を得る事も大切です。
セックスの問題は、やはりパートナーと話し合うことで心が軽くなります。
パートナーとのコミュニケーションもきっと良い方向に改善するはずです。