包茎手術にかかる費用の相場は？保険は適用される？

早漏の原因として深く関係している「包茎」。
やはり最適な治療方法は、クリニックや病院での「包茎手術」が確実です。
でも、包茎手術は一般的にどのくらいの費用がかかるのでしょうか？

今回は、この包茎治療に掛かる費用・料金についてご説明します。

包茎手術にかかる費用と相場

一般的に、包茎手術にかかる費用とその相場はどれくらいでしょうか。
これは、クリニックや手術の方法によっても差があります。

包茎手術は保険の適用外なの？

包茎手術にかかる費用ですが、はじめに健康保険が適用されるかどうかを説明します。

包茎の中でも深刻な「真性包茎」、「カントン包茎」の場合、
生活に支障をきたす（＝病気）と判断されることが多いです。
ですから、健康保険が適用されるので、自己負担額はだいたい1万円～3万円程度です。

それに対して、仮性包茎の場合には異なってきます。
生活に支障をきたすというよりはカッコ悪い、恥ずかしいと言った精神的問題と見なされることが多いため、ほとんどの場合において健康保険は適用されません。

そしてもう一つ大事なポイントがあります。
包茎手術を扱っている病院ですが、大きく分けて2種類あります。

それは、泌尿器科（外科）と形成外科等の専門病院（美容外科・クリニック等）です。

保険治療の対象になるのは泌尿器科（外科）での手術です。
このことはしっかり頭に入れておきましょう。
また、泌尿器科での手術方法は、背面切開法、または環状切開法です。

泌尿器科とクリニックでは、それぞれメリット・デメリットがあります。

二種類の包茎手術方法の違いって？

泌尿器科での手術方法、「背面切開法」と「環状切開法」の違いを見ていきましょう。

１、背面切開法

背面切開法とは包皮に切れ目を入れる事で、「とりあえず剥ける」ようにするための手術方法です。もともと長かった皮自体は短くなりません。

この方法は、真性包茎やカントン包茎を仮性包茎にするための手術です。
傷跡はあまり目立ちませんが、手術しても仮性包茎のままです。

２、環状切開法

環状切開法は、ペニスの周りにグルッと切れ目を入れて縫い縮める手術です。
クランプという器具をかぶせて切るのですが、個人のサイズに合わせて作られたものではないので、目立つ場所に少なからず傷跡ができます。

また、太い血管も一緒に切ってしまうので、治るまで時間がかかるのと猛烈に腫れて痛みを伴う事もあります。

傷跡は別に気にしないという人なら安くて良い手術ですが、
若い人ならその傷跡に後悔することになるかもしれません。

その場合には、美容外科などのクリニックでの包茎手術がおすすめです。

クリニックは仕上がりが丁寧でおすすめ！

美容外科などの専門クリニックの場合、健康保険はききませんが、
個人のペニスに合わせた丁寧な包茎手術をしてくれます。

女性の美容整形と同じイメージと思ってもらうとわかりやすいですね。
縫合も丁寧で泌尿器科での手術に比べて傷跡が目立ちません。また、血管の位置なども緻密に計算して手術してくれるので、出血もとても少なく、痛みも軽くなります。

包茎手術をしようと考えている人の多くは、10代後半から30代の若い人が多いと思いますが、せっかく決意して包茎手術に踏み切ったのに、その傷跡のおかげで逆にコンプレックスが強くなってしまったら元も子もありません。

多少の治療費がかかっても、納得のいく仕上がりを求めるなら、断然クリニックでの治療がおすすめとなります。

クリニックでの包茎治療・手術費用の相場

ちなみに、形成外科などの専門クリニックでの手術費用はだいたい以下の通りです。

仮性包茎手術の相場はおおよそ８万～１６万円程度。
真性包茎、カントン包茎の手術の相場はおよそ２０万円前後。

また、病院によっては学割が適用されるところもあります。
※すべての病院がこの範囲におさまる訳ではありません。
手術を考えている人は必ず病院でしっかりと説明を受けましょう。

最後に、悪徳な治療費を請求する医院の存在には十分注意してください。
手術をする前は「総額15万円です」と説明をしておきながら、手術中に「傷跡が目立たない特殊な糸を使いましょう」とか「ついでに亀頭を大きくした方が良いですよ」「ペニスをもうすこし長くしましょう」などと追加されて終わってみたら70万円！という悪徳医院も存在するようです。

良いクリニックなら最初に手術についてしっかり説明してくれるはずです。自分の将来に大きくかかわる手術ですので、納得いくまで説明を受けてから踏み切るようにしてください。